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2006年11月24日 (金)

株式のリスク

株式も短期保有と長期保有では、前者がリスクが大きくなることは直感的に判る。長期保有をすれば株式の変動が平準化されるからである。では数値的に評価できるデータが存在するのであろうか。

シーゲル曰くにどんなに豊富なデータをもってしても投資環境が変らないという前提がなければ、未来のリスクとリターンを推定する材料にはならない。そうは言っても未来を理解するためには、まず過去を学ばなければならない。

ではまず保有期間ごとの実質利回りを比較してみよう。一年の保有の場合は株式の利回りは+66%~-39%まで変動し、債券に比較して極めて変動が大きい。しかし20年間保有した場合は株式の利回りは+12.6%~+1%の変動となり、マイナスになることはなく債券と比較しても有利になっている。少なくとも10年以上保有することで株式は債券よりリスクが小さくなるが、逆に5年以下の保有であると債券のリスクが株式を下回ることになる。

従って65歳以上の人で10年以上老後資金の取崩しをしな いのであれば株式投資は債券に比べて有利であるが、それ以下で老後資金を取崩すのであれば債権投資が有利になる。

では保有期間ごとの平均実質利回りリスクは株式の場合、1年保有で18%で、20年で3%となり、そして30年では2%となり債券と比較しても最低のリスクになる。どうしてもリスクヘッジしたい場合は30年間株式を保有することであろう。しかし問題は本人の寿命が持ち応えるかどうかそちらのリスクが高くなるのではなかろうか。

最後にポートフォリオの資産構成を示そう。

保有期間が1年の場合は、超保守派は株式の割合は8%、保守派は25%、リスク容認派は50%である。保有期間が10年になるとその割合は、40%、60%、87%となる。

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